本を読むのが趣味というより、買うのが趣味なんじゃないか?と、いうくらい積ん読ばかり(;´∀`)。

ぷったねすか文庫~積ん読店長の読書日記~

 

買ってから、寝かせること一年。やっと読んだ二冊です。

「寂しい生活」

「小さな習慣」

しかし、これが、どちらも秀作でした!

 

「寂しい生活」は、

元朝日新聞の論説委員だった、稲垣えみ子さん。

震災を機に、節電生活を送ることにしたそうです。それも、極限までの。その過程をエッセイで書いてます。さすが文章力もあって、ウイットに富んでいて、どこか自虐的なところも、とても読みやすく、くすっと笑えて、親しみが湧きます。でも、この節電生活の本はただの節約本に留まらず、その生活の中から、彼女が得た考察が素晴らしい! 仏教的素地を絡めながら、深い境地まで進んで行きます。はたして人は家電で本当に豊かになったのか、と。名著です。びっくりしました。読み終わりたくなかったくらい。一冊で著者のファンになってしまったので、「魂の退社」「もうレシピ本はいらない」も買ってきました。とりあえず、積ん読リストの仲間入りです(←読めよ)。

 

「小さな習慣」は、

一日のうちに、バカバカしいほど簡単な習慣を作ることで、もっと大きな習慣を身に付けることができる。例えば、「腕立て伏せ一回」とか「一日50ワード書く」とか「あまりに簡単なので、しないよりするほうがいいと思えるような行動」を繰り返すと、あまりに簡単なので、脳からの抵抗が少なく始めることができる。物理でも「静止している物体」を動かすのがもっとも大きなエネルギーを要する。人の習慣も同じで最初の一歩が一番大変なのだから、その最初の一歩のハードルをバカバカしいほどに下げてやると、脳はこんなくらいできないわけないだろう、と行動に移す。あとはそこでやめてもいいし、大概はそれ以上のことをやっている。なるほど~。

で、実際にやってみました。だまされます、脳。ちょろい奴です(笑)。

 

どちらも、プッタネスカの小さな本棚の中に、こそっと置いてあります。

料理待ちの時間や、食後のひと休みに、手に取ってみてくださいね~ヽ(=´▽`=)ノ