本を読むのが趣味というより、買うのが趣味なんじゃないか?と、いうくらい積ん読ばかり(;´∀`)。
ぷったねすか文庫~積ん読店長のにゃんこ絵本棚~。
プッタネスカ文庫のコーナーです。
誰も待ってないでしょうけど、書かない店長に代わって、中の人が継続することにしました。
だって、少しずつ増やしてきた絵本蔵書が、いい感じにボリューミーになって来たのに、何かしら発信しないと勿体ないなぁ、、
と、まぁ、不定期更新ですが、のんびり書いて行きたいと思います!
大体、HP更新してるって言っても、毎月の営業日だけじゃ何にも伝わんないじゃんねー。(←お前が言うな)
さて、今回の紹介する本です!
「橋の上で」
「へそまがりの魔女」
どちらも文章と作画が別の方です。
「橋の上で」は、
「夏の庭」の湯本香樹実さん
「ビロードのうさぎ」の酒井駒子さん
もはやどちらも児童文学界では大御所扱い?みたいな感じですね。
子どもの頃、落ち込んだ時や辛いことがあった時に、川を眺めながら、ふとこのまま飛び込んだら、、みたいな想像をしたりしません?
そうすれば、あいつにもこいつにもダメージを与えることができるかも、、とか。
そんなことを考えている少年の傍らに、不思議なおじいさん、というか結構汚らしいおじいさんが現れて、
「湖を見たことはあるか?」と。。。
ここで描かれたことは、少年のインナースペースの事かもしれませんし、もっと形而上的なものかもしれません。
でも、ふと、エアポケットに落ち込むような時に、上に引き上げるのではなく、
逆に、心の深い所に沈み込んで行くことで、救われるような、
そんなこともありますよねー、と私なりの解釈です。
「へそまがりの魔女」は、
「頭のうちどころが悪かった熊の話 」の安東みきえさん
「うきわねこ」「おやすみまくら」の牧野千穂さん
安東みきえさんは、もう大好きです!一見可愛い話かと思ってると、
あれれ~、と安東みきえワールドに落とし込まれます。
ウィットの効いた、絶妙にクセのあるストーリー展開の巧妙さに病みつきww
今作も、魔女の怖い話かと思いきや、なるほど~、こんな展開なのかと。
うまいなぁ、、久し振りに安東みきえさんの作品に出会えて、とっても嬉しかったです。
牧野千穂さんのパステル画も凄い可愛くて、ダークな影絵のようなトーンの中で、
それでいて愛らしくもセンスの良い構図、ページ全体を文章も込みで見開きが全て一枚の作品のようです。
こちらも感動ものです。超絶オススメです!
どちらも、プッタネスカの小さな本棚の中に、こそっと置いてあります。
料理待ちの時間や、食後のひと休みに、手に取ってみてくださいね~ヽ(=´▽`=)ノ